専業主婦は家のことを毎日毎日、朝から晩までこなしていますが、現金としての給料が出ません。現金収入は夫の稼いでくる給料からもらうより他ありません。
専業主婦の仕事は毎日山のようにあります。
夫よりも早く起床し、朝食とお弁当の支度、夫を送り出すと自分の朝食をとってから台所の後片付け、洗濯物をまわして干す、部屋の掃除、お風呂の掃除、トイレ掃除、ゴミを分別しながらまとめてゴミ捨て、食料品や日用品の買出し、夕食の支度、夕食後の後片付けなど、日曜日など関係なく毎日くり返しています。
うちは子どもがまだいませんが、お子さんのおられる家庭はさらに多くのお仕事をされていると思います。
ところが外で働いている夫には日々のそういった主婦の仕事は見えていません。主婦が忙しく家事をしているところを見ることはなく、１日中家にいるということだけで楽をしていると勘違いされます。
夫からはケンカなどしたときは、自分が頑張って働いてきた給料を無駄に使うなといわれることもありますが、私たち主婦は毎日忙しく立ち働いているのに、自分自身の現金収入は１円もありません。
主婦だって自分用に買いたいものもあるし、美容院に行ったり趣味を楽しんだりしたいのは当たり前です。もし私が外に働きに出たら、家の事は全てはできなくなるし夫も手伝わざるを得ない状況になるでしょう。
今まで通り毎日きちんとご飯をたべて、掃除の行き届いた家で過ごしたいなら、夫は専業主婦の仕事をもっと理解するべきだと思うし、本当なら給料という気持ちで少しは現金で手渡すべきだと思います。
専業主婦の一日の流れって、どのような感じなのか、私の場合ですが、紹介します。
まず、朝起きるのは、旦那さんと同じくらいです。その前にも子供が、泣いたりするので、チョコチョコ起きていますが、目は冷めても布団の中で過ごしています。
まず起きたら、朝ごはんの支度です。旦那さんが食べるぶんをとりあえず用意します。自分はあとからです。朝ごはんを用意できたら、旦那さんのお弁当づくりに取り掛かります。
下ごしらえは、前の日の夜にしておくので、20分くらいでできます。
お弁当が作り終わったら、コーヒーを入れてあげて、旦那さんを送り出します。送り出したら、すぐに、洗濯物です。
洗濯機のスイッチを入れたら、その間に自分が朝食をとります。朝食が終わったら、洗い物を済ませます。そうこうしてる間に、洗濯が終わっています。
洗濯物を干しにいき、バタバタバタしてる間に子供が、起きてくるので、朝ごはんを食べさせます。
大体、ここまでで午前の家事は終了です。お昼は、簡単に済ませることが多いです。専業主婦なので、一人で贅沢するのが悪いような気がするので質素に済ませます。
午後は、子供と遊んだり、洗濯物を、取り込みたたんだりして過ごします。夕方になったら、夕ごはんの準備です。旦那さんが帰ってくる前に終わらせます。
こんな感じで、専業主婦の一日は過ぎていきます。家事をしているとあっという間です。
結婚後、ひょんなことから専業主婦になる事になりました。
それまでは、大手企業のキャリアウーマンです。
毎日男性に交じって会議をし、出張に行き、転勤もある。
時には遅くまで残業です。
毎日が会社漬けでしたし、それを好んでいました。
結婚し育児休暇中に突然それは起こりました。
子供に病気が見つかったのです。
気長に治さないと行けない病気です。
いつ治るか解らない病気でした。
もちろん保育園など入れられません。
やむなく会社を辞めないといけなくなりました。
それから育児と専業主婦の生活が始まりました。
以前は楽そうと思っていた専業主婦でしたが、実際は違いました。
掃除、洗濯、料理、凝りだしたらきりがありません。
終わりのない仕事なんです。
今まで専業主婦を貫いてきた母を尊敬しました。
ご飯がおいしかったのも、家が綺麗だったのも皆専業主婦の母のお陰です。
私は、専業主婦が楽してるとか、年金で得してるとか嫌味な事を言う人が多くて、
自分もそれに対して批判もしなかった事を反省しました。
専業主婦がいるから安心して仕事に没頭できるお父さん方が沢山いたんだと思いました。
私は、両方の立場になる事が出来たので、専業主婦のありがたさが解りました。
もちろんワーキングマザーも尊敬しています。
どちらも甲乙つけがたい貴重なな働き方です。
